夜間せん妄???

やれやれ。今日はおとなしく寝付いてくれた。それでも、便秘気味のせいか「お腹が痛い」なんていっていたけれど。父は上手く言葉がしゃべれないし、記憶もそれほど持続しないし、かなりの頻度で事実とずれた思い込みに基づいて話をするから、どこまで信憑性があるか分からない。

とはいえ、これだけ食べられるのなら、大したことはなさそうな気がする。

本日の父の夕食(完食)
①ご飯を茶碗に一杯
②ロールキャベツをひとつ
③カボチャのサラダ
④レタスときゅうりとオニオンスライスのサラダ
⑤ブロッコリーのからしマヨネーズ和え
⑥大根とあさりの醤油炒め
⑦ヨーグルト1カップ
⑧りんご1/2

ちなみに血圧が高くなると脳梗塞を再発するリスクが高くなるので、お味噌汁などの汁物は滅多に出さない。で、種類・量ともに毎日上記の通りである。はっきりいって私や母なんかより量も種類も豊富だ。満足するまで食べないと・・・「何か食べたい!」とわめきながら徘徊し続けるからだ。太られても困るのでローカロリーで野菜中心のメニューにしてある。

一方、私と母は、レタスときゅうりとオニオンスライスのサラダに大根とあさりの醤油炒め、納豆を半分に分けておかずにした。介護の合間にそれこそ大慌てでかき込むように食事を済ませる。二人で介護してもおつりが来ない・・・それがこの介護生活の現実である。

それでも、夜間におとなしく寝ていてくれるならまだいい。一昨日は一晩中徘徊し続けて不寝番の私1人では対処しきれずに母を起こさざるを得なかった。おそらく夜間せん妄と呼ばれるかなりアクティブな夢遊病まがいの症状である。

wikiでは以下のように説明されている。

せん妄(せんもう、譫妄、delirium)は、意識混濁に加えて幻覚や錯覚が見られるような状態。健康な人でも寝ている人を強引に起こすと同じ症状を起こす。ICUやCCUで管理されている患者によく起こる。
急激な精神運動興奮(カテーテルを引き抜くなど)や、問診上明らかな見当識障害で気がつかれることが多い。 大手術後の患者(術後せん妄)、アルツハイマー病、脳卒中、代謝障害、アルコール依存症の患者にもみられる。

ないはずのものが見えたり、誰かが迎えに来ているというような妄想がわいてきたりして、半分混濁したような意識状態のまま徘徊する。以前も何度か経験したけれど、一昨日の症状は実にひどかった。ベッドの上に立っておむつをズリ下げる、家中のコンセントに延長コードのプラグを抜いたり差したりする、あちこちからタオルを集めてベッドに並べる、おむつの中にタオルを突っ込む・・・そんな具合である。

こちら側の言葉は完全に父の耳には届いていない。「もう寝よう」「危険だからやめよう」といくらなだめすかしても馬耳東風。半分意識がないのだ。そのくせ時々「お腹減った」「何か食べさせてくれ」とかなり大きな声でわめいていた。私たちがいることは認識しているらしいので、ジェスチャーで「ベッドで寝ろ」と示してみる。でも、頑強に首を振ってわめいているばかり・・・。

ほとほと困り果てて、処方薬の残りにセルシンが0.5錠あったので試しに飲ませてみるが、さっぱり効果がない。無理やり寝かしつけようとすればかなりの力で殴ってくる。完全にお手上げ状態だった。結局朝4時半にご飯が炊きあがったのを機に朝食を取らせてみるが、朝食後も延々と「何か食べたい」「もっと食べないとお腹が減る」などと言いつづけてベッドとキッチンを往復する。かなりの量を食べてもこれだから、完全に食欲異常だ。

どういうわけか、7時半から8時ぐらいまでの30分間だけいびきをかいて眠ると、その後は人が変わったようにおとなしくなった。静かにテレビを見てデイサービスの迎えの車に乗って出かけていった・・・一体なんだったんだろう? 朝方になってコロリと治ってしまったことを考えると、やはり夜間せん妄でいいのだろうか?

来週から12日間ほど、今通っている認知症専門デイサービスの業者さんに父を預かってもらうことにしている。こういう症状が出たとき、プロの皆さんは一体どうやって対処するんだろう? 一般家庭とは建物の作りが違うから、ある程度安全なスペースで徘徊させておくんだろうか?
佳子