集中講義が終わった・・・。あぁ~普段ならそれなりに講義自体を楽しめるのだけれど、今回ばかりは疲れたわ。父の介護をしながらの講義準備と講義だったから、いつも以上に連日寝不足。と、いうか講義期間中ほとんど睡眠がとれなかった。やれやれ。
夜間せん妄を繰り返すし、徘徊を止めようとすると殴られたし、殴られて唇が腫れぼったいまま講義したし、今までにない極限状態での集中講義期間だった。まあ、こういう極限的状況や、限界状態でもしっかりおつとめを果たせたという経験は、きっとこれからの糧になるでしょう。そう思うことにして、良しとする! うん! かなりギリギリの日程で至らないところも多かったはずなんだけど、「先生の講義、面白かったです」と最終日のお別れの時に言ってくれる受講者がいて、ちょっと感動・・・。ありがとう! そう言ってくれる方がいるから、私は今でも続けられているんです!
講義期間中は、母が夜間の介護をほぼ一手に引き受けてくれていた。まあ、時々話し声や物音が気になっておむつ交換を手伝ったり、徘徊を止めに入ったりはしたけれど。そういうわけで、今夜は母を2階の部屋で寝かし、私は不寝番を買って出た。あまり無理をさせると母がつぶれてしまいかねないからだ。
幸いというべきか、しめしめ♪と言うべきか、今日の父はあまり頻繁に起き出さない。それというのも、皆既月食にかこつけて、6時半~7時半過ぎまで近くの運動公園に連れ出したからだ。そこで「疲れたよ」「早く帰ろう」「もう足が痛くなってきたよ」「もう帰ろう!」「放せよ、俺は帰るんだよ!!」と言いつのる父をさんざん歩かせたからだ。
と言っても、時間にして40分ちょっとのウオーキングである。5分も歩かずにベンチで休み、また歩いて休むを繰り返す内容なので、口で言うほど疲れていなかったはずだ。元気な頃の父は1日3時間ぐらいウオーキングしていた。むろん、歩きたくても歩かせてもらえない期間が長かったので、かつての健脚ぶりは見る影もない。それでも、もう少し筋力と体力が回復すれば、歩くことを嫌がらなくなると踏んでいる。そしてしっかり歩いておけば、夜間の徘徊は大分減るに違いない。
その証拠に、いつもなら1時間~1時間半おきにベッドを出て歩き回っていた父が、今日はまだ一度しか起きてきていない。軽いいびきをかいてぐっすりと眠り込んでいる。まあ、さっき1時半に起き出したときは、お小水がおむつからあふれていて、防水シーツも、ズボンもインナーもシャツも交換したけれど。さらに、防水シーツの交換中に勝手にトイレに行き、そこでさらにお小水を便器外にぶちまけて、お小水だらけの靴下で歩いてきて「うまくおしっこできなかった」と報告に来てくれたんだけれど。もう! 3歳の子どもよりもたちが悪いわ!
そうは言っても、父を責めるのはお門違い・・・なんだよね。そこまで脳が働かないから、責めるわけにもいかない。もう少し前だったら自力でトイレに行こうとさえしなかったし、漏らしても失敗してしまったという自覚さえないまま垂れ流しだった。自分でトイレに行ってそこで排泄しようとし、なおかつそれが失敗に終わったことを理解し、その事実を娘の私に報告に来ている。1ヶ月前と比べると、ものすごい進歩ではある! 介護者の手間は増えているんだけど、別な角度から見れば喜ばしい事態ではある。あぁっ、で、でもっ! しんど~い!(←これがホンネ)
明日は学会事務ボランティアの集まりがあって、13時に都内某所で発送作業。朝5時頃に起きてきた母にバトンタッチして、仮眠をとったら出かけなくては。・・・と、思っていたら父が起き出してきた(ただ今午前3時半なり)。「お前寝てないのか?」「早く寝ておけよ」と、言うことは倒れる前と変らない(笑)。昔から夜型で、夜間に論文を書き、しばしば不眠不休で仕事に行く私を心配してくれていた。でもねえ。今起きているのはおとんとその介護をしているおかんのためなんだから!
「腹減った」という父にみかんとほうじ茶を出す。まあ、確かに私もお腹は減ってきたし、健常でもお腹はすく時間帯だからいいでしょう。夕飯食べた2時間後に「お腹減った。何か食べたい」というのとは訳が違うからね。私も徹夜で論文書いていると、たいてい午前3時頃が空腹のピーク。でも、絶対に夜食は食べない。下手をすると、眠くならないためにその日のスケジュールをすべてこなすまで食事をとらない。だから、集中講義があると体重が減るのだ。その期間は基本的に1日1食夕食のみだからだ。ははははは。何だか貧乏学生が泊まる安宿みたいだ。
残念ながら物音で母が起き出してしまった。父をデイサービスに送り出してからもう一度眠ると言って、朝食の準備を始めている。そろそろ母に後事を託して、私も仮眠をとりに行こう。
佳子