さてさて、続けて投稿しましょう! と、いうのも、この問題に関しては全く不明としかいいようがないからです! 今まで取り上げてきた謎は曲がりなりにもとっかかりになりそうなものに対して作品中で言及がありました。でも、これに関してはさっぱり分からないとしかいいようがありません。
私はバランの年齢をだいたい30代半ばと推測しています。つまり、ダイが生まれた時点で20代半ばぐらいだったのではないかと。で、対ヴェルザー戦に5年ぐらいを費やしたのなら、ちょうど20歳頃、つまり成人したと同時ぐらいに討伐に向かっているということなんだろうと考えています。
そうなりますと・・・可能性は2つ。①先代の龍の騎士もヴェルザー一族と戦っていて、その戦いで戦死している。②先代の龍の騎士は他の敵と戦って戦死している。ラーハルトの解説が正しいのなら、天寿を全うして亡くなった可能性は極めて低いだろうと思います。三種族のバランスを取ることを使命としているのならば、戦う相手も強力な存在ばかりでしょうし、体力のピークを過ぎても存命である方がむしろ珍しい。
歴代の龍の騎士の中でも、比較的バランは長命な方だったのではないでしょうか。(筆者も三十路に入って大幅な体力ダウンを自覚しておりますし、無理をすると後に響いたり病気にかかったりという経験をしています。)魔法が使えるとはいっても、どちらかと言えばパワーファイターなわけで、加齢による体力の衰えは致命的かと。まあ、年齢とともに熟練度は上がる面はあるかもしれませんが(でも戦いの遺伝子持っている時点ですでに手練れの戦士なんですよね)。
そう考えると、歴代の騎士の中ではバランって比較的恵まれていて幸せな方だったんじゃないか という気がします。惚れた相手の心を射止めて(駆け落ちしていますが)、結婚にまでこぎ着けている。なおかつ子どもまで儲けることに成功している。バランがダイの存在を「例外」と言っているぐらいですから、おそらく龍の騎士と人間や魔族との間に子どもが生れた事例は今まで(ほぼ)皆無だった可能性が高い。
一応、「ほぼ」と断りを入れておこうと思うのは、奥さんの妊娠に気づかずに戦地に行って戦死してしまった騎士もいた可能性があるだろうと思うからです。たまたまその子に紋章が受け継がれなかったのなら、やたら力持ちだけど普通の人間として生きていったのかもしれない。それにしてもダイが唯一の例外だったとしたらけっこう不思議だ。騎士とはいえ戦間期だったら遊び相手や茶飲み友達だけでなく恋人がいてもい~じゃない と思うのだが。やっぱり異種間交配だと授かりにくいのだろうか・・・。
あれれれ。またまたバランに話が引きずられた。成人するとほぼ同時にヴェルザー討伐に向かったのなら、先代がヴェルザー一族に殺されている可能性が高そうです。しかし・・・先代が戦死してから20年間もヴェルザーを放置していて地上は大丈夫だったんでしょうかね? バーン様もマザードラゴンが出現した時に自らの勝利を確信したぐらいですから、ヴェルザーだって「今がチャンス♪」 とばかりに地上派遣部隊をわんさか送り出しそうな気がしますけど。
その場合、先代配下の龍騎衆が踏ん張ってくれていたとか、天界の精霊たちが結界でも張って地上に出られないようにしていたとか・・・かな? ラーハルトみたいな人が2人ぐらいいて、マトリフ師匠並みの魔法使いがいればまだ何とかなるかもしれませんが、ガルダンディーとボラホーンぐらいのレベルでは少々荷が重いような気がします。それじゃあヴェルザーは地上に出て来ちゃいそうだわ。でも・・・バランの成人前にヴェルザー一族が地上への侵攻者として人間に認知されていたのなら、その討伐者であるバランがもう少し敬意を持たれていてもよいはず。
いずれの仮説をとるにしても、双方難がありますね。やはり・・・先代がヴェルザーに殺されている可能性は五分五分としか言いようがなさそうです。
了子