不寝番4・5

さてさて昨日と今日は不寝番なり。父がトイレに起き出した時間を記録しながらトイレ介助のために待機しているんだけど、昨日は23時から翌朝5時までの間に6回も起きているよ。ほぼ1時間に一度のペースだわ。トリアゾラム(ハルシオン)を飲んでいてもこのペースは変わらない。何でだろう?

脳梗塞後に後遺障害(高次脳機能障害)と認知症に近い症状が出ているんだけど、脳梗塞で倒れるかなり前から夜間頻尿だった。医者にかかっていた時期もあったんだけど、なんと「生まれつき膀胱が小さめかも(!)」と言われ、処方された薬もそれ程効果がなくてあきらめていた。そんなわけで、「頭がおかしいから頻繁にトイレに行く」のではなく、デフォルトでトイレに頻繁に行くのである。

センサーを借りていて、父がベッドから出たら「ピーピー」鳴るように設置してあるんだけど、私が不寝番をするときはスイッチを切る。普段は隣室で寝ている母がそのセンサーの作動と同時に起き上がってトイレについていって介助する。このおつとめ、はっきり言って冬場は堪えるのだ。

寒くなると父のトイレ通いが普段より頻繁になる。1時間ごとに起きだしていると、介護者側は体が冷えてしまって寝付かれないまま朝を迎えることになりかねない。そのくせ、父だけはトイレに行けることが快適らしく、トイレから戻ると満足して寝入ることが多い。ただし、明け方近くになると「お腹減った」といって食べ物を要求してきたり、「お腹が減ってもう眠れない」とごねたりすることも多いんだけど。

そんなわけで、冷え性の母はかなり寝不足になっていた。ぶつ切れでうつらうつらするぐらいの睡眠しかとれない状態が連日だとかなりキツい。仕方がないので「夜更かしと連徹は職業病」な私が不寝番をして、午前中を睡眠に当てるわけだ。このローテーション、私としては体力的にそれ程きつくない。ただし、レギュラーの仕事を抱えていなければ。ただし、翌日デイケアがお休みで、父を午前中から介護しなければならない場合を除いて。

最も弱っているのは、実は、この状態が今後もずっと続くかもしれないと危惧している私の心理状態である。いや、どこかで「今日明日飢えるわけではないから、しばらくの間は仕方ないか」と達観している部分もあるんだけど。でもその一方で、「図書館に行って、資料集めて、論文を書けない状況がいつまで続くのか」「早くレギュラーのアルバイトを入れたいんだけど」という焦りの声も、心の中には響いていたりする。本当に今後どうなるんだろう?

ケアマネージャーさんはどうやら今後も私が家で介護を続けるという目論見の元に介護計画を立てているっぽい。いや、そのうち慣れてくれば母だけで介護できると思っているのかもしれない。あるいは時間的にも、労力的(力仕事は基本私)にも、技術的(運転は私)にも私が負っている部分が多いという現状を知らないのかもしれない。現状は母1人で父の面倒を見きれていない。私が介護上で占めるウエイトは見かけ以上に大きいと思うんだけど、そのことは理解してもらえていないみたいだ。やれやれ。どうしたもんだろう。