イクセロンパッチ(Rivastigmine)

再び脳梗塞後遺症(認知症)の父を連れて某病院の脳神経外科を受診した。一昨日なかなか父が寝付かなかったせいで、睡眠薬が昨夜の分で終わってしまったからだ。とはいえ、その他の薬も本日の夕食後分はなくなっているので(本当は明日受診の予定だったんだけど、受診当日から先生の処方薬を飲ませていたから夕食後分がなくなってしまっていた)、タイミングとしては今日がベストだった。

気になっていた綠色がかっている便は、特に心配ないとのこと。てっきり肝機能に異常があるのかと思ったけれど、血液検査の結果に異常はなかったらしい。強度の便秘で下剤で強制排泄しているから色素がおかしくなるのも仕方がないんでしょう。もともと父はここ数年便秘に悩んでいたし、服用中の薬は便が出にくくなるものだから致し方ない。

尿意を訴えてトイレに行くことはあっても、便意を訴えることはほぼ皆無になっている。便失禁は脳機能が阻害されてしまっているから仕方がないそうだ。なかなか困りものだけど、食べ物が食べられなくなってしまうよりはましだ。下の世話はできるけれど、代わりに食べてあげることはできない。胃ろうとかにならなかっただけ良かったと思うしかない。

それにしても、パーキンソン症候群がなかなか緩和されない。筋肉の硬直や、前傾姿勢がひどく、寝るときまで海老のように体をくの字に曲げている。時々腕が震えている。どうやら長期連用してきたリスペリドンの副作用も関係しているらしい。それで、処方してもらったのがイクセロンパッチ(別名リバスタッチ)という、リバスチグミンの貼り薬。2011年に認可されたばかりの抗認知症の新薬である。

「リスペリドンを認知症の患者さんに投与すると、筋肉を硬直させてしまう形で悪さをすることがあって、歩行が困難になりやすいんです。意外と内科の先生ってご存じないんですよね」

脳神経外科の先生は、そうおっしゃって苦笑された。そんな重要な情報が、医学業界で普及していないなんて!!!!! 本当に本当なの!!!?

いずれにしてもレビー小体型認知症(実はパーキンソン病の兄弟みたいなもの)にはイクセロンパッチが効力を発揮するそうなので、少しでも症状が緩和されることを祈るのみ! 倒れた当初のCTとMRI画像を先々週撮影のCTと比べたけど、画像上は悪化していないことが分かった(とはいえ認知症は画像上問題がなくても症状は出るので、症状で診断することが大切と河野和彦先生の御著書にはあった)。

両親を置いて私が出かけられる程度には安定して欲しい。今はおむつ交換や食事の準備、デイサービスへの送り出しなど、ほぼすべて母と私の二人がかり(少し離れたところでひとり暮らしをしている弟は、休日出勤が多くて稀にしかこちらの家に顔を出せないし、姉貴(了子)は交通の便が実家と悪すぎるところに住んでいる)。非常勤講師の駆け出し研究者だから、もう少しバイトと収入を増やしたいよ。

佳子