たぶんシリーズ化するつもりはなくてもバランについてはつらつらと書いていきそうな気がするので、番号をふってみた。そんなわけでバラン論を始めます!
う~ん、きっと実在したらただのコミュ障なおっさん(爆)なんだろうと思うんですよ。色々考えていて、言いたいこともあって、でもうまく言えなくて。それで心にもないことをついつい口走ったり、手の方が先に出てしまったり。そういう内面と外に向かって表現される(表現できる)ものとの乖離が激しくて、その激しさとかギャップを自分でコントロールできていない。非常にギクシャクしている。
きっとそんな自分をもてあまして、時に自己嫌悪に陥って、ひとりで疲れているんだろうなあ(死んでもそんな部分は見せないでしょうけど)。舞台裏が分かっていて、客観的に眺められるからこそ、彼のことを「かわいい人♥」と思えてしまうんでしょうねえ。冷静沈着な最強の戦士という一面とのギャップが、魅力的に見えてしまう。
読者として眺めている分には、魅力的で何となくそばにいたい人。でもリアルにそばにいたら・・・お近づきになりたくないというか、そもそもお近づきになれない人でしょうね。「殺されたくなければ近寄るな、そこの人間!」とか「貴様に用はない!」とか言われて追い払われそう。基本スタンスが「人間などに私の気持ちなど分かってたまるか!!!」ぐらいの感じでしょうしね。関わり合いになるとっかかりさえつかめないよ、きっと。有能な男だったら「部下にしてください!!!」と言って部下にしてもらうことが、もっともお近づきになれる可能性が高そうだ。
だれかに自分のことを理解してもらうつもりなんてないし、理解してもらいたくもない(でも本当はさみしい)。だから理解してもらえるように、伝わりやすくコミュニケートする技術なんて磨こうとさえ思わなかった(でもダイにはそばにいて欲しい)。所詮、龍・魔・人のいずれにも属せないのが龍の騎士の定め(でも龍騎衆は大切な同志だった)。私は孤独を運命づけられた存在なのだ(でもひとりは寂しいよ)。この( )内の本音に彼自身が気づいていない気がする。少なくとも、親子喧嘩(爆)の直後は。
彼が自分の心の本当にやわらかい、デリケートでセンシティブな部分に向き合っていたら、もっと違った未来が存在していたのではないかと夢想してしまう。こうして見ると自分の中の弱さを認められるって、本当の意味で強くなることへの第一歩なんだろうな。
了子